ミーティングポイント・メシアン

ヨーロッパの精神史を象徴するヴィア・レギアの中間点には、ドイツとポーランドを分けるゲアリッツ=ズゴジェレツが位置しています。この町には第2次世界大戦中、強制収容所StaLag VIIIaが存在し、ポーランド、チェコ人のほか、オランダ、フランス人が拘束され、殺害されました。フランス人の収容者のなかには、20世紀を代表する作曲家オリヴィエ・メシアンの姿もあり、彼はここで《時の終わりの四重奏曲》を作曲しました。本作品は、メシアン個人のみならず、第2世界大戦後の音楽史に大きな影響を及ぼしたものです。

収容所のなかには、現在ミーティングポイント・ミュージック・オリヴィエ・メシアンが設置されています。これはヨーロッパの青少年のための交流センターであり、メシアンの音楽の力を軸に、歴史の重みと収容所の過去について語り合う場所です。

2008年10月より、ドレスデン・シュターツカペレは、ミーティングポイント・ミュージック・オリヴィエ・メシアンのサポート・オーケストラとして活動しています。この機会に当団の団員は、チョン・ミュンフンのピアノで《時の終わりの四重奏曲》を慈善演奏しました。チョンは、晩年のメシアンと交流を持ち、彼の作品の最もオーセンティックな演奏者として知られています。

また2009年5月にも、ハイドンの《天地創造》がロビン・ティッチアーティの指揮で演奏されました。ゲアリッツの聖ペテロ・パウル教会で行なわれた慈善演奏会(収益はミーティングポイントに寄付)では、ドレスデン室内合唱団と国際的ソリストも出演しています。

さらに2010年に9月には、パーヴォ・ヤルヴィ指揮の慈善演奏会がゲアリッツのユーゲント様式旧デパート「ツム・シュトラウス」で行われました。コンサートでは、ベートーヴェンの「交響曲第5番」のほか、ルドルフ・ブフビンダーの指揮で「ピアノ協奏曲第5番」が演奏されています。

詳細情報は、www.messiaen.themusicpoint.netでご覧ください。