サー・コリン・デイヴィス †

名誉指揮者

1990年、ドレスデン・シュターツカペレは、サー・コリン・デイヴィスを今日まで唯一の名誉指揮者に任命した。

デイヴィスは、1927年英国ウェイブリッジに生まれた。まずロンドン王立音楽院でクラリネットを学び、後に指揮へと転向。1959年に今日のイングリッシュ・ナショナル・オペラに当たるサドラーズ・ウェルス・オペラの首席指揮者に就任し、後にその音楽監督となった。1967年から1971年にかけては、BBC交響楽団の首席指揮者を務め、1986年まではロイヤル・オペラ・ハウスを率いた。1983から1993年までは、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者、1995年からはロンドン交響楽団の首席指揮者となり、2007年以降はその会長を務めている。1977年には、イギリス人の指揮者として初めてバイロイト音楽祭に登場し、《タンホイザー》を振った。

デイヴィスは、1960年代よりベルリオーズの上演に力を入れ、その世界的ルネッサンスに貢献した。1980年には、女王エリザベス2世により「サー」の称号を与えられている。

すでに30年にわたるドレスデン・シュターツカペレとの演奏活動は、数多くのCDによって記録されている。その最新の成果は、ニコライ・ズナイダーをソロに迎えたエルガー「ヴァイオリン協奏曲」である(ソニー)。